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結弦くんの言葉

お写真、お借りしております。
お写真、お借りしております。

 

おねえさん、

平昌オリンピックのショートとフリーを、何度も見返しています。

痛み止めを飲んでの演技だったと聞き、やっぱり…と思いました。

練習も、えっ、これで終わり?というほど短く、

ジャンプも極力控えている様子。

体を大事に大事にしているな、という印象でしたものね。

 

「痛みはない」

「ぼくはオリンピックを知っている」

「誰よりも勝ちたいという気持ちがある」

自分自身にも言い聞かせ、

最高の現実を引き寄せていくために、

あえて強気の言葉を口にしていたのでしょうね。

 

日本人は古来、言葉というものを大切にしてきたけれど、

言霊というものは確かにあるのですね。

自分の発した言葉は、良くも悪くも現実を作っていく。

だから成功している人は、

決して弱気なことは言わない、

悪い言葉は使わないといいます。

 

自分の耳が聞き、脳はその通りにする、

聞いた人もそう思い込む。

自信を持って言い切れば、それは現実化していくのです。

 

科学的な言い方をすると、脳には「可塑性」がある。

「可塑性」って何?

それは、何度でも壊して作り変えることができるってこと。

 

つまり、脳は新しい情報を与えれば、

その通りだと思いこむのね。

だから「できないことはない」と思えば

不可能なことはなくなる。

 

今のような4回転時代が来ることは、

数年前には、ほとんどの人が考えもしなかったこと。

けれど、今や4回転は当たり前のこととなりました。

 

フィギュアに限らず、

人間の進化はそのようにして起こってきたのでしょうね。

 

最初はこんなふうになったらいいな、が

こうしたい、なれる、できる、という言葉になる。

今度はその言葉が、できる状況を引き寄せていく。

そして、できなかったことがいつかできるようになっている。

 

ドラえもんの世界は、わたしたちが子どもの頃は

ただの夢物語だったよね。

TV電話も、ロボットと一緒の生活も、

アニメの中でしかありえないことでした。

それが今や現実なんだもの!

 

話がずれてきちゃったかもしれないけれど…。

 

結弦くんの奇跡といってもいい今回の快挙は、

また多くの人に、希望と勇気を与えたことでしょう。

結弦くんだからできたと、

言ってしまえばそれまでだけれど、

どんなに無理な状況でも、

あきらめなければ、天の助けがあるかもしれない。

 

今回の結弦くんの金メダル、

直前の大ケガからの復帰戦で、

66年ぶり五輪2連覇というだけでなく、

冬季五輪通算で、

ちょうど1000個目の金メダルだったって!

こんなできすぎた話って、ないよね?

 

結弦くんをもっともっと世界の人々に知ってもらうために

神様が仕組んだの?って、思ってしまう。

 

結弦くんは今、

明日25日のエキシの練習をしているそうだけれど、

痛む足であんまり無理しないでね、って思う一方、

五輪会場ですべる「ノッテ・ステッラータ」が

心待ちでなりません。

 

大震災の後、スケートを続けるきっかけにもなり、

ソチのエキシでもすべり、

またこの平昌でもすべることになった「白鳥」。

 

わたしは、この「ノッテ・ステッラータ」が

結弦くんのプロの中でも一番と言っていいほど

大好き。

この人はこれを滑るために

生まれてきたんじゃないかなと思うほど、

毎回引き込まれる。

 

 

一人でも多くの人が、

 

結弦くんの白鳥さんを観てくれますように!