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エピファニーのガレット


 

かおっちゃん

 

先日はエピファニーに食べるガレットのお話をしましたが、1月中はあらゆるお店に並んでいるので当分好きなときに買うことができます。

でもお菓子には違いありませんから、太るのご用心です。

 

うちにも「毎日食べたい!」という人がいますが、そんな恐ろしいことはできません。

週末の今日、今年2つ目のガレットを買ってあげました。

 

 

ガレットだけじゃなく、エピファニーの『東方の3賢者の礼拝』の傑作もごらんください。これは作者不詳だそうです。

 

1420頃、ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館
1420頃、ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館

 

先週はモリ・ヨシダのガレット。

フェーヴとしてガレットの中から出てきたのは、

なんと本物のソラマメそっくりの、陶器のソラマメ(小さくお店の名前入り)!

ソラマメがおくるみに包まれた赤ちゃんにも似ていると本当に思いました。

ちなみに去年のフェーヴはシリーズでした。

 

王様は、6-7人用ガレットの5.5人前をお腹にいれたジュジュです。

確率的には当たって当然でしょう。

しっかり王冠をかむってご満悦。

その後、「はい、そして君が王妃様!」と

わたしの頭に自分がかぶった王冠を貸してくれます。

 

今日はルノートルのもの。

お店を出がけに、あら、王冠入っているのかしら?と思い、

戻って聞くと、案の定入れ忘れ。

「大変失礼いたしました。はい、王様用と王妃様用です!」

王冠2つ付きというのは初めてのような気がします。

真っ白なレリーフ入りの素敵な王冠。

 

さて、ジュジュがナイフをいれて、

わたし用の小さいポーションを切ってくれています。

 

「これくらい?」

「もっと少なく、ここあたりで十分」と答えて切ってもらったら、

カチッと音がして、フェーヴに当たったようでした。

必ず王様になりたいジュジュの顔が一瞬曇ってしまいます。

ああ、しまった。

でもわたしが王妃なら、自動的にあなたは王様じゃないの? と思うのはわたしで、

ジュジュは自分が当たらないと嫌なのです。

 

ひょこっと出てきた何年か前のフィギュリン、

そして今日のルノートルのガレットに入っていた白いリスのレリーフ、

うしろにあるのは王冠です。