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羽生くん、オリンピック頑張って


かおっちゃん、こんばんは!

 

 

パティナージュ・マガジンの今年の6・7月合併号をめくっていたら、

2017年ヘルシンキ・ワールド後の

インタビューの抜粋が掲載されていました。

 

じゃあ、インタビューを読む前にと、ヘルシンキのホプレガを再び見ました。

このプログラムは他の映像で何度も見ているのに、

今回は偶然、一度も見たことのない観客の方が撮った映像でした。

もちろんコメントなしで、カメラは固定位置にあって、

邪魔にはならないけれど前の人たちの頭越しに見ます。

映像はそれほどアップにもなりません。

 

 

でもそれだけに、自分が実際に大会会場で羽生くんを見ているような錯覚に陥って、

いつも以上に感動して涙が出ました。

 

 ユズル・ハニュウ、男子世界チャンピオン      お写真お借りしています。
ユズル・ハニュウ、男子世界チャンピオン お写真お借りしています。

 

M:ヘルシンキの観衆はあなたを歓呼しましたね!

 

YH:僕はこのプログラムに集中するために、

自分が自然のなかの川のそばにいると想像していました。

フィンランドのとても美しい自然の中の。

日本の音楽はとても美しく、とても純粋で、そして穏やかです。

でも多くの人を叫ばせるタイプの音楽ではない。

ところが、プログラムの間中、拍手がどんどん大きくなっていくのが

僕にまで聞こえました。

スピンの後は、もう鳴り止みませんでした、

信じられませんでした。

 

PM:あなたはヘルシンキで自分の賭けにとうとう成功しましたね。

4つのクワドを入れた完璧なプログラムを滑った、

それも3種類の違ったクワドを加えて。

 

YH:昨年は、ひとつの大会中に2つのプログラムを完璧に滑ることが

いかに難しいかを実感しました。テクニック面ではなく、心理的にです。

特に大会のためにどのように自分を調整するか。

そこが一番難しい部分です。

今年、僕は自分のプログラムのレベルを上げると決めましたが、

そこではジャンプはさらに安定していなくてならない。

ですから技術的にはいっそう複雑です。

ヘルシンキでは5つ目のクワドを加えたかったのですが、

エネルギー不足で断念しました。

 

PM:さらに準備中のエレメントもあるのでしょうか?

 

YH:物理学者の話では、5回転は可能だと聞きました。

もちろん、国際スケート連盟はこのジャンプにまだ得点を用意していませんけど。

僕は4Aは試みたいと思っています。

必ずしもプログラムに組み込むとかいうのではなく、試してみたい。

僕たちが今このレベルにいるのは、ボーヤン(ボーヤン・ジン、ヘルシンキでまたも3位の中国人)のおかげです。

完璧なプログラムでクワド・ルッツをコンビネーションで最初に成功した

(2015年秋)のは彼だからです。

それが人間にとって実現可能だと実証してくれました。

彼が僕たちみんなを上の方へ引き上げてくれたんです。

 

この様子だと、今から来年にかけて、

それぞれが新しいエレメンツを見つけるでしょう。たとえばです。

ジェーソン・ブラウンは素晴らしいショートプログラムを成功させて、

総合7位でした。たったひとつもクワドを跳ばずに。

クワドがすべてではないんです・・・


 

これと似た実際のインタビューを、記事を読んだ後で

ユーチューブでみつけて見たのだけど、

内容はいっしょのようで結構違う印象も受けます。

(だから、これはフランス人が読んだヴァージョン?)

ユーチューブで見たインタでは、

羽生くん、晶馬くん、ボーヤンの3人のメダリストがいっしょ。

最後の方で、4回転ジャンプ時代の今、オリンピックに向けて、

高レベルを目指しつつ、怪我を回避して訓練する難しさは?という質問が出た。

そこで羽生くんは、

上記のジェーソンの話を出して答えていました。

 

羽生くんは、きっと自分の体が許すかぎりの技術で、

羽生くんにしかできない唯一のスケーティングを、

オリンピックで見せてくれるでしょう。

負けず嫌いで、常に新しいチャレンジでなければ気がすまない、羽生くん。

2018年のオリンピックは、またすごい挑戦。

頑張って!!!

 

ああ、かおっちゃん、

羽生くんのオリンピック出場選手決定のお知らせ、ありがとう!

わかっていても、

こうして、正式に発表になると本当にうれしいです。

 

 

がんばれ、羽生くん!!!

わたしたち、みんなこころから応援しています!