かおっちゃんへ
グルノーブルは、パリからほぼ450kmの距離。
フランスの東南、アルプスの山間に開けた街で、パリよりはイタリアのトリノ、
スイスのジュネーブに近いの。
1968年には冬季オリンピックが開催されたところ。
今ならパリからTGVでたったの3時間だけど、
グルノーブルの駅に着いたら、「わー、寒い!」って感じたよ。
なるほど冬の五輪の地に選ばれるわけだ。
さて、これはちょっと時代の移り変わりを感じるオリンピック当時の写真です。
でもこの時代のファッションはかっこいい!
シャルル・ド・ゴール大統領なども列席する盛大な五輪の開催式。
史上初のカラーで放映されたオリンピックだったそう。
フィギュア選手のアラン・カルマが、この高い聖火台の頂上まで、
吊り橋状態の階段96段を登ったの。
なかなかの試練だったらしいよ!
だって、足を一歩踏み違えたら、宙に舞ってしまうからね・・・
彼の胸元には小型マイクが付けられていて、登っていく彼の心臓の鼓動が
ドクンドクンと聞こえるようにされていて、
聖火がオリンピック杯に灯されたときには、たーくさんのバラの花びらが
ヘリコプターより観客の頭上に降るような演出だったらしい。
映画「白い恋人たち」の原題は「グルノーブルでの13日間」。
この1968年冬季オリンピックの一種の記録映画。
あの、フランシス・レイのせつない美しい音楽はきっと誰でも聞いたことがあるけれど、
映画はわたし見たことがない気がします。
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