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グルノーブルに行くよー!と言えなかったワケ


かおっちゃんへ
あはは!
だって、わたしもびっくりしていますからね。
ほんと、いっしょに見れたら楽しいだろうねー。
実はフランス杯のチケット予約サイトでも、よく説明されていなくて、
わたしはもう全てチケットが売り切れてしまったと信じつつ、ここまで来たんですよ。
ようするに、グルノーブルに行くけど、スケートは見れないと思いつつ。
だって、オータムクラシックも数時間で売れ切れ、NHK杯は最初から抽選でしょ?
日本までは試合を見にいけないし、ヨーロッパだってかならずしもいけない、
せめてフランス開催のくらい予定わからなくても、
前もってチケット買っておくべきだった!と大後悔しつつ。
先週、「ジュジュー、わたしすごく悲しい!」と
部屋の前を通った時になんのことかも言わずにいったら、
「スケートのチケットがもうない、とかいうんだろう?」って、大当たりのこと言ったの。何にも話してなかったんだよ。どうしてわかったの?って聞いたら、
僕は君のことをわかりすぎている、の返事。
神様みたいだった。
だから、グランプリの地まで来ておきながら、
競技は、パリや日本にいるのと同じようにテレビ観戦し、
残りの時間はこの季節はずれに、超寒いグルノーブルを観光するという、
こんなまぬけはわたし以外やらないだろう、という事態を想像してきたわけ。
そんなわけだから、グルノーブルに行くよー!と、
大きな声で(どころか、小さい声でも)言えなかったわけです・・・
そしたら、新幹線でいっしょになった事情通の日本人の方から、
「だーいじょーぶですよ! 日本でだって、ユズくんが出ない大会は、売りきれることは
ないし。そのうえフランスですから、全然心配いりませんよ!」
えー、そうなんだ!じゃ、見れるかも?
などとまだ半分信じられない自分がいたりして。
なので、なくならないうちに(←まだ心配してる)と、
ホテルにも寄らず、荷物を持ったまま大会会場へ直行。
3日間のチケットをゲットしたのでした!
いや、かならずしもそうでもなかったな。
クレジットカードの機械がないらしく、支払いは現金のみ。
最高でも数千円しか現金を持ち歩かないわたしに、そんな手持ちはありません!
で、キャッシュディスペンサーどこ?と聞くと、
「あの大きなマーケットの中にあるらしい」の返事。
あるって確かなの?と聞くと、英語しか話せないこの外国人ボランティアくん、
「いや確かではないけど、あることをあなたのために祈っている」と。
カード使えないなら、せめて現金引き下ろし機の場所くらい、
把握して教えてくれるくらいのサービスしてくださいよ。
こういう大会は、外国人だってたくさん来るんだから!
フランス人はこんなレベルのサービスになれっこだろうけど!
チケットは、文字通り山のような束で残っていました。じゃんじゃん。
まあ、そんなことで、はちゃめちゃな旅をしています。
じゃあ、今日もそろそろフリーに行ってくるね!