かおっちゃん、こんにちは。
NHK杯初日の11月10日、スポーツ新聞エキップ紙サイトでは
羽生くん欠場のニュースが上がっていました。
オリンピックチャンピオン・ハニュウ・ユズルが足首の怪我のため、出場を断念した
という単独ニュースで写真付きでした。
外国のニュースが本当に少ないフランスで、ましてフィギュア・スケート関連の記事など非常に少ないなか、フランス人選手でもなく、フランスで行われている大会でもなく、
世界記録達成でもないニュースが、こうして早々に掲載されること自体、
例外といえるかもしれません。
東のはるか遠くにある国、日本、のハニュウ・ユズルは、
それでも語らずに避けることは許されない存在、と認識されたからでしょうね。
「東のはるか遠くにある国」と書いたのは、誇張でも、何気なくでもないんですよ。
わたしたち日本人にとっては、フランスは訪れた訪れないを抜きにしても、
遠い国という意識はないと思う。あえて自分で探さなくてもメディアから情報が
入ってきて、まるで知っている国のような感覚さえもっている気がします。
ところが、一般の大人のフランス人たちにとっては、
(日本の漫画を読んで育った今の若者世代は違うかもしれませんが)、
日本やアジアの国々は今でもはるかに遠い未知の国なのです。
かけ離れた文化をもった、想像しがたい、理解し難い人種が住んでいる、遠いところ。
日本を旅行して大の日本好きになった人たちさえ、
遠くて不思議なとっても魅惑的な国という、
日本に対する “とおい意識” は変わらないようなのも不思議です。
羽生くんの今大会棄権。わたしはフランス人フォーラムで知ったのですが、
今確認したら、この大西洋側にご在住らしきフランス人は、
フランス時間の朝6時前に情報をあげています。(日本の朝10時少し前)
「ユズルがNHK杯欠場!
(その横にはティッシュボックスの画像が!=もちろん泣くため)」と。
そのあと、フランスの朝7時台にはいろんな方がいらっしゃって、
「うそでしょう?」
「そんな、どうなるの?」
「悪夢のようだ」。
でも、みなさん、気をとりなおしてハニュウくんの早い回復をお祈りしています。
「残念だけど、でもかえって安心したわ。かの中国杯をまた見るのは辛いから。」
「早く治してね!」
「ただ、GPFはハニュウもハビもいないのね。」
「ああ、日本人ファンたちはがっかりでしょうね。理解できるわ!」
羽生くん、世界のハニュウ・ユズルですね。
エキップ紙にこのニュース掲載時に貼られていた写真を添付します。
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