羽生結弦 フランスフォーラム「ユズへの讃歌」3

お写真、お借りしています。
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かおっちゃん、お元気ですか?

 

NHK杯もすぐそこですが、わたしはニュースもあえて見ないで心安らかにしています。

この幸せ気分、もしかしたら、このフォーラムのみなさんのユズル讃歌のおかげもあってのことかもしれません。

じゃあ、続きをちらほらと見せていただきましょう。

 

 

L:

もしかしたら、とても馬鹿げた質問かもしれないけれど、ユズルはどうしてフリーの振付師を変えるの?これで記録を破ったのに?どうしてウィルソンに戻るの? シェイ・リーンとトップに登ったのに?

 

A:

噂にすぎないわ。たぶんユズがインタビューで、ホプレガがSEIMEIほど好まれてないことを知っているとか、ノッテ・ステッラータが大好きとか言ったのが手伝ってね。

 

Y:

わたし、フリーの振付師を変えるってことにそれほど反対ではないわ。結局、時には新しい地平に向かうべきなのよ、もちろんオリンピックシーズンだからリスクはより大きいけれどね。ただウィルソンには戻らないでほしい。ノッテ・ステッラータはいい出来だったわ、でも過去のぱっとしない2つのプログラムを簡単には忘れられないわ。うまくいかなかった人のところへはユズは戻るべきじゃないわよ。シェイ・リーンのもとにいるのがいい。あるいはフリーを一度ジェフ・バトルに任せてみるとか。

 

L:

わたしも振付師を変えるのに反対じゃないわ、ウィルソンがインタビューで言っていたの、ひとりのスケーターと本当に理解しあえるよう、何シーズンかいっしょに仕事するべきだって 。

 

だいたいわたし、ホプレガでファンがそれほどがっかりしたと思わないわ、世界選手権まで待たないとだめだったのよ、転倒なしの演技ができるまで。そういうのがプログラムの与える印象を左右しちゃうでしょ。

 

バルセロナでの出来と世界記録破りがみんなの頭にあるから、プログラムがなんであれ、比べてしまうのよね。

 

V:

ノッテ・ステッラータは、これはすごくきれいなコレグラフィで、わたしユズルのベストの1つに入ると思うわ。あのユズルを特徴付けるジェスチャーでもって、あれはほとんど私たちファンへのファンサービスよ。(好きじゃないどころではないわ)ただ競技のプログラムとしては足りない。(これは、素人のつつましい意見ですけど)シェイ・リーンの振付は素晴らしいわ(イエーイ)他を探す意味はないんじゃない?

やってくるシーズンはとくに重要なのだからね(ハチマキ)

 

ホプレガは、問題はコレグラフィではなく、音楽かもしれないわ。わたし、ジョー・ヒサイシの大ファンではあるんだけど。メロディは全体が線状で何かが欠けているような印象を与えていた。ヘルシンキのフリーでは、演じるユズルとパフォーマンスの完璧さが全てを覆い尽くして、この欠如の印象を埋めたのよ。再び思い出すだけで、満足で微笑んでしまうわ(当時のあの時は、自分の心臓が胸から飛び出しそうだったけれどね)

 

K:

こんにちは・・・本当にフィギュアについて母国語で話すのって不思議な感じ、フランスではフィギュアの人気ってほとんどゼロって印象があったから(ペアは少し見られているけど)。フィギュアに英語圏で出会ったのもあって、フランス人とは一度もフランス語でフィギュアを語ったことがないの(あるいはフランス人と英語でなら話したかも)。だからフランス語でのフィギュア用語もおぼつかないわ。この分野は英語でのほうが自然に感じるほどよ。でも、フランス人と少しでもフィギュアを語れて、母国語のフィギュア用語を学べるチャンス、心を動かされないはずないでしょう?

 

振付師に関する噂については、噂である以上、うわさでしかないのよ。シェイ・リーンはユズといっしょに組むのに慣れた、そしてわたしが理解するところでは、この協力作業ってそれは容易なことじゃないらしいのよ;)だから、五輪シーズンにコレグラフを変えるのって奇妙だわ、シェイ・リーンは証拠を大いに見せたところなんだしね(Seimei et H&Lは、他を抜きん出てわたしの好むフリープログラムよ)

 

G:

わたしたちのスペースキティの英語のレベルはちょっとでしょ、きっとレッスンを受けていなかったし、クリケットクラブでの練習とお買物にしか英語を使わないのよ。だから豊富な語彙を使って表現することがない。でもいい英語で話すのを見てみたいわ。彼はすごく頭がよくて、日本語で話す時は適切な語を厳選して話す弁舌がたつ人らしいもの。でもわたしはいま翻訳に頼るしか術がない。

 

K:

わたしもユズに英語上達してほしいわ、彼の話ぶりをたっぷり堪能できるように!わたし、2-3年前から日本語を学んでいるのだけど、彼の表現の繊細さはつかめないわ(フレーズの構成に気づく素晴らしい瞬間もある、でも語彙不足なのよ)だから、「あ、いま “ ― な ” 形を使った、この文章構成が続くから義務か必然を表現している」なんて言えるけど、彼の話していることは皆目わからないのよ・・・)

 

でもインタビューで、彼がスラスラと表現するのを翻訳で意味を掴みながら聞くと、彼の頭がいいことや、気をつけて言葉を選んでいることがわかるわ。それだけでなく、視野が広いことも、適切な熟考がなされていることも見てとれる。暗喩も多く使うしね、わたしそういうの大好きよ。その点、英語のインタビューでは多くが失われてしまう、「すごく満足です」「もっと練習しなければ」の2つのテーマに集約されて。かれが明らかにナードなら、何よりも彼の頭がいいという点が大好きよ。ときどきこの少年は才能がありすぎて、わたしどうしたらいいかわからなくなるわ・・・

 

Y:

ユズの英語に関しては、わたしかれが完璧でないほうがいい、

2015年のバルセロナGPF時のようなインタビューをもっと見たいもの。

 

K:

わたしも同感。本当にかれの話ぶりを直接理解したいわ、でもわたしのいまの日本語レベルだともう数年かかりそう。(もしもかれの語彙が多くなったって決してあの愛らしいアクセントはなくならないだろうから、英語のインタビューはずっと同様に愛らしいはずなのよ、その点、わたし心配してないわ。

 

A:

わたしは日本語を結構勉強したのよ、えーと、20-25年くらい前かしら?わたし自身、日本文化に惹かれていたし(漫画が読みたくてね、でも当時は翻訳物なんてほとんど存在しなかったのよ。)その後やめちゃって。今でも基礎は結構残っているけれどね。

そして、ユズのおかげでもう一度ものすごく日本語を勉強したくなったの。これはかなり不思議だったわ、記憶の底に沈んだ、文法の規則に関する古い思い出や語彙、漢字を掘り起こして、表に出して、まるで昔の友達に会うように再会を果たしたのよ。ただそれだけでも、ユズの魅力におちてしまった価値があったと言えるわ。

 

(かれのことを話す日本の番組の数々・・)十分なレベルではないのよね、語彙にもオートマチスムにも欠けていて。字幕付きインタビューは、ときどき画像をとめて、1-2フレーズを訳して、よく出る単語を真似たりする。でもかれの弁舌の才は感じるのよ、それだけに英語インタビューでは悔しい思いが否めない。

 

彼、最近はもっと真剣に英語にとりかかったでしょう、すごく上達したもの。

 

K:

わたしは日本語に興味があって学び初めたけど、上達の速さに対するプレッシャーはなかったの。でも、インタビューやユズに関する番組、彼の語り、これらのせいで、早く上達したくてたまらなくなったのよ。話の大筋以上のことを把握したくて。

 

こんなに短い間にこんなにたくさん日本語を聞いたことなんてないわ。そのうえ、これまではとくに本で勉強してきたけど、オラルの理解にとっても役立っているしね。

 

L:

わたしは日本語を学び始めたところよ、ユーチューブで見つかるユズの数々のインタビューをわたしも理解したい、と思ったのがその理由。あとはスポーツアニメをサブタイトルなしでわかるようになりたいし、特に私の親友と日本へ2、3年後に旅行に行くと決めたからなのよ・・(クレイジー)

 

今は日本語のレッスンに行く余裕がないから独学だけど、ユーチューブでジュリアン・フォンタニエがやっている無料レッスンすごくいいわよ。でもすごい勉強量にしてレベルアップの幅は小さいわね。

 

G:

ユズのせいで世界中が日本語を学び始めているみたいね(スマイル)

 

 

本当に、われらがスペースキティのせいで大変なことになっていますね!