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フランスメディアの翻訳ありがとう。


 

おねえさんへ

 

こんばんは。

フランスメディアの翻訳

 

こちらは当たり前のように読ませてもらって、

ハハハ、なんて笑ったりしてるけれど、たいへんでしたよね?

 

今、急に思い出しました。

むかーし学生の頃、英語の宿題をおねえさんに訳してもらって発表したら、

「とってもいい訳ね、すばらしい!じゃ、次も訳してみて。」とふられ、

途端にしどろもどろになって、あら? おかしいわね? と、先生に不審がられたこと…。

あの頃から何十年も経ってるなんて、信じられない!

 

さて、結弦くんの話をしましょう。

結弦くんはいつでも、たとえそれがエキシであっても決して手をぬかないけれど、

今シーズンの彼の本気モードは、絶対に平昌で金メダルを取るという強い思いから

きていると思うの。それも、永遠にみんなの記憶に残る最高の演技で。

そしてそれは、彼自身のためだけではないと思うのです。

 

彼の演技を観ていていつも思うのは、

我欲だけでは、あのように美しいものは絶対に生まれ得ないってこと。

もちろん、勝つことにかける情熱はものすごいものがあるけれど、

彼は自分だけじゃない何かのために戦っていると思うの。

 

未来のため、と言ったらいいのかな。

 

わたし、ずいぶん前から

結弦くんは将来政治家になるんじゃないかなって思っていて。

 

って思う?

ソチで金メダルとった時、彼、自分はまだ被災地のために何もできていないって、

少し顔を曇らせるように言っていたでしょ?

 

結弦くんは今、

スケートをすることで多くの人に勇気や希望を与え続けてる。

でも、被災地を訪れるたびに、

なかなか進まない復興を目の当たりにするわけじゃない。

結弦くんのあの気性ですもの、

実際に現状を変えていくことができる絶対的な力を持ちたいと

思っているんじゃないかな、なんて思うの。

そのために、今は多くの人に認められ、

人を動かせる影響力を身につける準備をしているのじゃないかしら?

 

まあこれはわたしの勝手な未来予測(妄想?)なんですが、

こんな突拍子もないことを考えているの、わたしだけかと思っていたら、

とあるブログ主さんが、結弦くんが総理大臣になったら、

なんてことを書いていたの。

でも、そうよね!そうでしょ!

なんてちょっとうれしくなったりして…。

 

なんにせよ、彼は勝つつもりで、「一生懸命」やっている。

結弦くんは「一生をかけて、命をかけて」と、この使い古された言葉の意味を

わざわざ説明した。

こんな人いないな、とやっぱり思うのです。