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オータムクラシックSPの羽生くん


かおっちゃんへ

はーい!すみません。

のそのそしているうちに、なんとコンペが終わってしまいました。

わたしもショートの後は大興奮して、かおっちゃんからメールが来る前に、

そちら宛に書いていたのでしたが、送る前に翌日になってしまっていました。

ただ、フランスメディアでの報道は今回は見つからない。

4月のヘルシンキは少し出たけれどね。

おくればせながら、23日朝に書いたのが以下です。

 

 

かおっちゃん、ごぶさたしてしまいましたがお元気ですか。

22日はオータムクラシックの二日目。

羽生君のSPはダイレクトで見ることができましたか。時差のせいで結構難しいよね。

 

カナダとフランスは6時間差。向こうの午前9時はこちらの同日午後3時です。

わたしはまず21日、公開練習をダイレクトで見ようと午後2時半から必死にマックを睨んでおりました。まず女子、ペア。そして男子のプラクティスが始まったのは、なんと夜の6時頃。羽生君は第2グループ。あー、いよいよこんな時がやってきてしまった。練習とはいえ、わたしはとても緊張していました。もちろん映してくれるのなら絶対何がなんでも見たいのですが、個人的にはプラクティスは公開でなくてもいいのにな、などと思ってしまったり。

さて、他のスケーターたちは大まかにリンクを回ったり、ジャンプだけ試したりという感じでした。それに比べて羽生君は、曲の大部分 をずいぶん丁寧により多く予行した印象。その場にいらっしゃった方たちは、このプラクティスだけでもとてもうれしかっただろうと想像しました。

 

そして!22日のSP!

わたしは22日のSPは23日の朝見ました。ふだんはまだ夢の中の5時59分に目がパチンと覚め、スースー寝息をたててるジュジュを起こさないように、そっと居間へ。そしてドキドキしながらマックを開けて。ああ、もうカナダでは終わっているのに、わたしにとってはこれから試合が始まるのでした。

 

ああ、緊張で苦しい。でもそのあとはもう至福の時でした。

素晴らしいの一言でしたね。あんなに完璧な演技が果たして人間に可能なのでしょうか!

ジャンプも着氷まで完璧、スピンのファルムもスピードもますます高度に磨きがかかって。

2012年のニースで、羽生君がロミオとジュリエットを滑り終わった時のベルギー解説者たちのコメントを思い出しました。「あの転倒が残念だけど」と言いかけた女性解説者に、男性解説者が「いや、でもそれで、かれが宇宙人じゃなくて人間だっていうことがわかるんだ」と返す。転倒がなかったらきっと羽生君が自分たちと同じ惑星に住む人間だとは信じられなかっただろうという話。

 

今回の羽生君は、だから、ほんとうに地球の枠を超えてしまっていたのです。

素晴らしい!完璧!信じられない!と叫びたい思いです。羽生君、すごい!

そして羽生君、こんなに素晴らしい演技をわたしたちにプレゼントしてくれて、

本当にありがとう!!!

 

今日はもう何度もSPを見ましたよ。

そして、今から数時間後には23日のプラクティスが始まる。カナダ時間11時だから、こちらでは夕食前の時間。そしてまたその数時間後には・・・・・。

もう緊張しちゃうから考えるのはよしましょう。

 

じゃあ、お互い地球のそちらとこちらで羽生君を応援しましょうね。

またねー!