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羽生結弦くん。 彼をはじめて見たのは…


 

羽生結弦くん。
彼をはじめて見たのはいつのことだったでしょうか?
きゃしゃな身体にすんなり伸びた手足。大きなすばらしいジャンプ。
女の子のようにも見える、美しくやさしい顔立ち。
それまでの日本の男子フィギュアにはいなかったタイプ。
大きく軽やかなジャンプ以上に惹きつけられたのが、
男子の演技ではほとんど見ることのできないビールマンスピンでした。
手足が長く優美な体型、これは持って生まれたものとはいえ、
芸術的なスポーツで素材としての美しさは大きな武器となります。
なんてきれいなの…。女の子よりもきれいかもしれない。
いいえ、まちがいなく女の子よりきれいよ!
とまあ、なかばうっとりと眺めていたわけです。
人間の男の子としてではなく、妖精さんを見るように。
あと何年かしたら、きっとこの子はすごいことになるだろう。
そんな予感を持ったのでした。